幸之助さんの愛
今年、心待ちにしていた展覧会
がパナソニック 汐留ミュージアムで遂にスタートしました!
先日内覧会が行われ、一足お先に見せていただいたのですが、
予想以上に濃~~~厚~~~で、
茶道をかじっている身としては、心ときめく特別展でした!
“幸之助”とは、経営の神様として知られる松下幸之助さんのこと。
書店には今でも彼の著作がずら~っと並んでいて、
ビジネスマン必携本として親しまれていますよね。
そんな幸之助さんが生涯大切にしていた言葉が「素直な心」。
そしてその心を育てる道・茶道に関心を寄せていったのだそうです。
そしていつしか茶道具を制作する工芸家達の活動を支援するようになり、
彼らの作品を積極的に収集・・・それらを一挙披露するのが今回の展覧会。
初公開づくしの特別展です。
財界人で茶人というと、「ン百年前、どこどこの殿様が所有していた茶碗」
といったようないわゆる“名物”を収集するのがスタンダートですが、
幸之助さんは、同年代や、若くて才能ある工芸家の作品を所有して、
お茶会や、プライベートな場でどんどん使っていたそう。
茶道を嗜んで日が浅く、知識も浅すぎるため、
茶道の展覧会では「どの茶碗でお茶を飲んだら美味しそうかな~」
という、庶民的すぎる観点で楽しんでいる私ですが、
『幸之助と伝統工芸』に展示されていた茶碗、
小ぶりで手に収まりが良さそうなかんじといい、
お抹茶が映えそうな色といい、
飲みやすそうな厚さといい、
使い心地が良さそうな、美味しそうな茶碗だらけ
展示物を前についつい、お抹茶をいただく妄想にふけってしまいました。
電気器具と伝統工芸。
分野は違えど、同じ“ものづくり”に心血を注いでいる同志。
幸之助さんの「ものづくりをする人」への愛を感じる展覧会です。
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