番組10周年記念北海道文学旅① “氷点”を旅する
7月!
『メロディアスライブラリー』は今月放送開始10周年を迎えました。
小川洋子さんとラジオを通じて文学遺産を楽しんで下さっているみなさん。
みなさんの支えあって、ここまで回を重ねることができました。
本当にありがとうございます。
さて「10周年の節目にはどこかへ文学旅行したいねぇ~」と
前々から憧れのように話していたのですが、
念願かなってスタッフ全員、本を携え北海道へ飛ぶこととなりました!
まずは番組でもかつて2週に渡って熱く取り上げた
三浦綾子さんの『氷点』の舞台・旭川へ。
タクシーの運転手さんは「旭川といえば氷点だよ!」と誇らしげに説明してくださるし、
街には「氷点橋」「氷点通り」が。
もちろん作品に出てくるスポットも街中に点在しているし、
旭川は「三浦綾子テーマパーク」のような場所なのです。
今回は『氷点』の重要な舞台となった外国樹種見本林の中に建つ
「三浦綾子記念文学館」へ。
番組に出演してくださった学芸員の長友あゆみさんに
早速見本林を案内していただきました。
その名の通りドイツの林にでも迷い込んだような、
日本林離れ(?)した雰囲気の異国情緒あふれる場所です。
数歩歩くごとに
「辻口家」「陽子が北原と出会った場所」「陽子が別れを告げた場所」など
『氷点』の名シーンが次々現れます。
学芸員さんたちは文章を丹念に分析しながらその場所を推理し、
看板を設置しているのだそう。
堤防沿いの何気ない道がどこまでも直線で、消失点がとても北海道らしかったり、
本州とは違う緑の色(黄緑っぽい)も印象的でした。
番組の収録は文学館の2階で。
まるで木の中に部屋があるかのよう!緑あふれる文学館です。
三浦綾子さんの作家活動の全てが1周でわかる第一展示室では
その超人的な執筆量に小川さんと二人で度肝を抜かれました。
三浦ご夫妻の写真が数多く展示されていますが、
綾子さんのおちゃめな表情やお2人のラブラブ写真、
結核療養中でもお酒やタバコを止めない不良患者だった、
なんていう綾子伝説を聞くにつれ、
「罪」や「許し」を追求した真面目な作家のイメージの三浦綾子さんが
以前よりかなり身近になりました。
旭川に行って得た三浦綾子さんの空気感。
今後の読書のためにも大収穫でした!
【おまけ】
三浦綾子さんの作品などが販売されている文学館の売店。
大人気商品はこれだっ!!!!!
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「綾子ミント」(216円)!!!
見本林の空気のような爽快感をあなたに・・・
(すいません、勝手に宣伝文句考えました)
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