番組10周年記念北海道文学旅②~アイヌ文学を旅する
みなさんに支えられて10周年!
メロディアスライブラリー北海道文学の旅、続いての目的地は…
旭川の川村カ子トアイヌ記念館。
萱野茂さん著
「アイヌの昔話-ひとつぶのサッチポロ」を携えてやってきました。
昨年設立100周年を迎えた日本最古のアイヌ博物館で、
旭川近文アイヌの首長だった川村イタキシロマが開設。
館長は代々家族が継ぎ、
一族でアイヌの風俗を伝える品々を保存・展示してきた貴重なスポットです。
アイヌの昔話もユニークですが、
アイヌ文化を今に伝える展示品にも驚きがいっぱい!
北海道の厳しい寒さをしのいできたチセ(伝統民家)。
壁が笹の葉でできているのですが、これだけの厚みがあるんです!
笹を集めるのも、なめしたりするのも、さぞ大変だったことでしょう。
衣服・装飾品などに施された模様はデザイン性が非常に高く、
小川さんも1品1品に関心。
そして何といっても忘れられない一品となったのが、
コチラ!
なんだかわかりますか?
鮭の皮でできたブーツです!!!
昔は川からあふれるほどいたという鮭。
魚なのでその皮は防水性が高いし、
背びれを靴底にもってくればスパイク代わりになって滑らないという
冬には欠かせないアイヌの知恵の詰まったアイテムです。
一見パッチワークっぽいデザイン。
まさか鮭のパッチワークだったとは・・・!
番組に出演していただいた副館長の川村久恵さんに
展示品をくまなく説明していただきましたが、
家庭で子熊を飼って、人間の母乳で育てていた風習や、
首長に選ばれるには「手先が器用であること」が絶対条件だったとか、
「ラッコ」「ピリカ」はアイヌ語だとか、
小川さんと2人、ずっと「へー!」「へー!!」と言っていたような気がします。
同じ日本に住んでいるのに知る機会が少ないアイヌ民族のこと。
北海道という国内に、こんなにも魅力的な文化があります。
旭川に行くことがあれば是非川村カ子ト記念館へ。
でもまずはアイヌの昔話を手にとって、
アイヌの情緒を味わってみてはいかがでしょうか。
【おまけ】
小川さんと私の衝撃度を物語る証拠写真。
この時何を聞いたかは・・・不明ですが。
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